黒い箱の中のアレコレ

うっすーい映画の感想。

イレブン・ミニッツ

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2016年11月29日鑑賞。

喜寿の監督の若々しさ。

 

ネタバレまんさい。

 

群像サスペンスって単語で観てみました。

ポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキ監督脚本だそうですが、そこはほら、初めて聞いたお名前だし。なーんの先入観も無く。

 

ザッとあらすじ。

11分間に起こる日常ぽい出来事を時系列もバラバラ登場人物たくさんでスピード感溢れる映像と共にクライマックスへ。あれ、あらすじになってない。まいいや。

 

映像がかなり凝ってる感じでお若い監督さんかのうなどと思ってたら撮影時77歳の監督さんで驚きました。

結はあるけど起承転はあるのかね。あるんだろうね。出てきた人、たいがい死ぬね。

映像美っていうかあのスピード感と不穏な音楽は楽しかった。そうでなければ寝てた。

なんか起こるでしょ、ねえ起こるよね、てな感じで(少なくとも私は)飽きることなかったけど、最後で失笑しちゃった。ピタゴラスイッチかい。ええええ(マスオさん的)!高級ホテルのベランダあっけなく壊れるぅ!人が落ちるぅ!下の人にぶつかるぅ!とばっちりで事故るぅ!死ぬぅ!

とりあえず、人が死ぬには色んな理由があって、色んな人生があって、良い人も悪い人も死ぬときゃ死ぬってことで、それ以上でもそれ以下でもなくって。て事でいいですかね。

 

のっけから、あんまり意味わかんなかったんでもう目に見える事だけを理解して観てました。考えながら観るとヤバイやつだこれは!というのに最初に気づいた自分を褒めてあげたい。

マジで、ひとつひとつ意味を考えてると回収できない事だらけですよ。間違っても「なんでー?どしてー?」と何にでも疑問を持つ細かいタイプの人は観てはいけませんね、危険です。

 

ハゲ+ヒゲが3人も出ると誰が誰だかわかんなくなっちゃう私のようなテキトーな人間が観るぶんには問題ないです。ブロンドの女優さん色気むんむんでよかった。

 

 

 

この映画大好き!

という人は

なんかめんどくさそう。